Bandit/FOOT-LOOSE

マニアな人ならすぐに判るだろう。

 

 

これは、チャイナメイドの、比較的新しいモデル。

 

 

パワーバルジがその気にさせる、バンディット『フットルース』。

 

 

そりゃ、もちろん、アメリカ製のほうがいい。

 

 

バスルアーなのだから。

 

 

でもね、これだって、普通によく釣れるのだ。

 

 

“そこにしかバスがいられない”ようなときのマッディシャローでは、すこぶる強い。

 

 

レスポンスにはやや不満が残るものの、

ゆら〜ゆら〜→ヌルヌル…→ぶりぶりぶり!

をひとつのサイクルとして、水面直下を健気に泳ぐ。

 

 

ところが、ネットで調べてみると、チャイナメイドの『フットルース』は、それはもう見事に酷評されている。

 

 

“全然泳がない”だの“釣れない”だの“クソルアー”だの…と。

 

 

確かに、同じルアーでも、「新旧モデルで全くの別物」ということは少なくない。

 

 

でも、ぼくの持っているこの個体—正真正銘のチャイナメイド—は、ちゃんと泳ぐし、よく釣れる。

 

 

決して、クソルアーではない。

 

 

そういうことを言う人・書く人は、知識偏重型で、間違いなく釣りが下手だ。

 

 

(ただ…釣りなんて、正直、“思い込みが全て”みたいなところがある。そして、“個体差”もあるのかもしれない)

 

 

さらに、ネットの情報によると、旧モデルのほうが、立ち上がりもよく、激しく首を振りながら、強く、泳ぐらしいのだ。

 

 

うんっ!?

 

 

このチャイナメイドの個体よりも、そんなにパワー、圧、があるの??

 

 

余程のことがない限り、バスに嫌われてしまうような気がする。。

 

 

少なくとも、

「ルアーは泳ぎすぎないほうがいい」

と思っているぼくとは、あまり相性がよくないのかもしれない。

 

 

 

バンディットとの出会いは学生時代。

 

 

そこが千葉なのか茨城なのか分からないような場所にあったトレラーハウスみたいなプロショップに、釣行の折、後輩と立ち寄った。

 

 

そこで、突然説教を垂れ始めた肉づきのよい店主に薦められたのが『フットルース』であった。

 

 

見た目も態度もえらそうな上に、話の内容がま〜低レベルで、後輩と二人、何もかも信用することができないまま店を後にした。笑

 

 

そんなこんなで、ぼくは旧モデルの『フットルース』に縁がなかったのである。

 

 

まっ、そのおかげで、こうして先入観なしに、いいルアーにめぐり逢えたわけだ。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■■□□□

レア度■■□□□

「子曰わく、衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す」度■■■■■

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