TIFA/MICHAEL ②

こと釣りにおいては、メディアの発信することを鵜呑みにしてはいけない。

 

 

嘘とまでは言わないが、“随筆”みたいなものだから。

 

 

しかし、未だ他の追従を許すことのない傑作ルアーなるものは、確実に、存在している。

 

 

ティファ『マイケル』

 

 

もっとも、基本設計の古さは否めない。

 

 

成形はイマイチで、ほぼ100%歪んでいる。

 

 

よくも悪くも有名なのが、カップの塗料だまり。

 

ねらったわけではなく、“そういうふうにしか作れなかった”のだろう。

 

 

フルキャストしても飛ばないし、

 

コーティングは箔の縁から割れがち。

 

 

ただね、、とんでもなく釣れる

 

 

スプラッシュも泡沫もいらない。

 

 

ひたすら、

「チュプッ、チャプッ…」

とやっているうち、自然に溶け込んでしまう

 

 

(“自然に溶け込ませる”とか言って、投げるのは巨大なダム湖だったりするのだが…)

 

 

こんな見た目でも(こんな見た目だからこそ?)圧倒的に生物like。

 

 

要は使い分けなのだが、ナチュラル系サウンドポッパーで『マイケル』を超えるものは、皆無。

 

 

(効果には個人差があります)

 

 

バスの食性に訴え、常に騙すことができるポッパーだ。

 

 

(それでも、バスがエサを食べたくないときは釣れません)

 

 

簡単には入手できなくなってしまったので、絶対にブレイクしないタックルで使っている。

 

輪をかけて飛ばないけれど…笑

 

 

20年前、全盛期のA川で同日2本の50upを釣った本個体は、「くまのつりぐ殿堂」入り。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■■■

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「壁」度■■■■■

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