ひと昔前の話。
「シャッドラップ」を意識したであろうルアーは、非常に厳しい戦いを強いられていた。
(端的に言うと“使えない”)
その中にあって『シャッドR』は、
「シャッドラップ」風でありながらも、
ちゃんとレーベル魂が注入された、よく釣れる、秀作であった。
さて今回のルアーは、いわゆる“普通の”リップではなく、先っちょが尖ったショートリップを装備したファストラックシリーズから…
レーベル『ファストラック シャッド』
「Fastrac」
…NASAが開発したロケットエンジンから名をとったのだろうか?
確かに、速巻きに適したルアーである。
ポテンシャルを引き出すための速度域が、他のルアーよりも明らかに高く設定されている。
水面直下から水面下数十センチを、「ビロビロビロ〜ッ」と泳いでくる。
「スローで引くにはレスポンスが悪い」などと野暮なことは言わないように。
速巻きは、時として、狂ったように魚が反応する強力なウエポンとなるのだ。
(↑これについては、本当に、広まってほしくない)
欲を言えば、もっともっと速くても、安定して「ビロビロ」してくれればいいのだが…
※再帰性反射を利用した「Gフィニッシュ」。
アメリカを、本場のバスフィッシングを、感じさせる大好きなルアー。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「速すぎてオービスも検知できない」度■■■□□