ダイワ『デッド オア アライブ』の巨大さをアピールしたくて横に置いたヘドン『ザラスプーク』。
比較対象が欲しくて、近くにあったタッパーから適当に取り出したものなのだが…
じゃなくて、、
ずっと気づかなかった(気にしてなかった)のだけれど、これ、多分「ブタザラ」だ。
ヘドンについては、ぼくはバス釣りをやっている人間の中ではまともな方なので、それほど詳しくない。
そこで、(カルト的な部分は諸先輩に譲るとして)ごく簡単に触れておきたい。
縦割れモールドで、その製法ゆえに背中が反ってしまっているのが、いわゆる「ソリ(反り)ザラ」。
’70年代の終わりから’80年代前半にかけて製造・販売されたようだ。
’80年代の中頃、ヘドンがエビスコに買収された直後に販売された「ブタザラ」は、
(諸説あるよう)
ソリザラと同じく縦割れだが、反ってなくて、首のダミーラインが極めて薄く、ちょっと太い。
そして、ウエイトがほんの少しだけ動く。
この個体も、ボディが現行オリザラより1mm程度太く、激しく振るとウエイトが「コト…コト…」と音をたてる。
十中八九「ブタザラ」で間違いないだろう。
ちなみに、各年代に製造・販売された『オリジナルザラスプーク』のうち、なぜか、「ソリザラ」だけ大人気。
(ものによってはとんでもないプレ価格)
しかも、「『オリジナルザラスプーク』の中で最も動きがよい」などと評されている。
見た目が奇妙なために人気が出た…のは分かる。
ただ、それよりも、、当時バスフィッシングに勤しんでいた現在初老の人たちが、こぞって買い集めてきたのではなかろうか。
懐古趣味で。
世代的にちょうど小金を持っているだろうし。
アクションについては、ぼくは異を唱えたい。
ここは完璧“好み”の問題だ。
(ぼくは『スーパースプーク』が一番好き)
第一、同時期に製造されたものであっても、ヘドンは個体差が激しい。
それに、使い方、意図、によっては、
どれも使いやすく、
また、使い難くもある。
「ソリザラこそ最も動きがよい」などと言う人は、
ばっちり釣りが下手なので、
安心してほしい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「反ってる人もいれば、反ってない人もいる」度■■■■■