バス釣り黎明期。
舶来物のコピーにはじまり、数々のまともに泳がないルアーを“勇気をもって”世に送り出していたダイワ精工。
(まぁ、世代的にぼくはちょっと後なのだが…)
いずれにせよ、その頃のダイワ精工は、まさに「ライジングサン」であったのだ。
そんな古き良き血統を受け継いだビッグベイトがこれだ。
『デッド オア アライブ』
端的に述べるとするなら、よく分からないルアーである。
ビッグベイトの波に乗ろうとしたけれど、奇を衒っちゃったというか。。
(そもそも大きく出遅れてしまったために、そうせざるを得なかった可能性もある)
ただ、見た目は“変で”すごくいいし、全く釣れないわけでもない。
泳ぎは、予想通りというか、普通すぎて、拍子抜け。
それぞれのパーツ、構成、が「まぁそうだろうな」というアクションを生み出す。
サイズこそ違えど、こういうアクションをするルアーは昔からある。
(だから釣れるのか…)
なんだか、、いろいろともやもやして、よく分からない。
(そして、それが、最高に楽しい…)
Dead or Alive
…どちらかというと「殺せ!」という意味だろう。
確かに、じーっと死体を演出した後、回収しようとしたら釣れた。
30cmくらいのが。
だいたい、
“生かすも殺すも〜あなた次第”だとか、
“あなたオリジナルの〜アクションを”なんてことを謳うルアーは、
開発陣もよく分かってないくさい。
まっ、とにかく、買ってよかった。
「POPEYE」のテープが、いい。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「そしてダイワもサンセット」度■■■■□