学生時代。
帰宅途中に足を延ばし、大型店舗を構える某プロショップを訪れた。
店内をしばらくぶらぶらしていると、どうもうんこ臭い。
“うんこっぽい”ニオイではない。
普通に鋭利だ。
どちらかというと軟便によせた「人糞臭」。
しかも最悪なことに、ニオイの元はどうやらぼくのようなのだ。。
当然漏らした感覚はない。
排便後の拭き残しもないはずだ。
まさか、踏んだか?
すぐに靴底をチェックするも、糞のようなものは確認できない。
となると、知らないうち、やばい人に服に糞を“なすりつけられた”可能性もある。
釣具店の通路でカバンを下ろし、ジャケットを、そしてシャツを、脱ぐ。
(完全にぼくがやばい人である…)
しかし特に問題はなさそうだ。
さすがにズボンを脱ぐわけにはいかないので、けっこう無理な体勢にまでなって確認。
うむ、、糞のようなものはどこにもついていない。
ニオイの元は一体…
そのとき目の前のラックにぶら下がっていたのが、
ミスターツイスター『イグズード』
であった。
豊富な在庫は、周囲に、より一層ネガティブな結果をもたらしていた。
強烈なうんこのニオイが、パッケージを突き抜け、半径2mほどの範囲に漂っていたのである。
ここに書いたことは、決して、冗談でも大袈裟でもなく、紛れもない事実。
なにしろ、このときぼくは、カバンの中まで確認している。
誰かに糞を入れられていないか。。
当然ぼくは、嬉々としてミスターツイスター『イグズード』を購入。
(スカトロマニアではない)
ところが、帰りの電車はまさに“苦行”であった。
※ミスターツイスター社は7年間もうんこの研究をしていたようである。
望んでもいないのに、自ら積極的に放つ糞臭。
乗客の視線が刺さる。
そりゃ、不快だろう。
とはいえぼくには、
「うんこ漏らしてますけど、、なにか?」
または、
「えぇ。そうなんです。人のうんこを運んでいるところなんです」
などと開き直ることしかできなかった。
ちなみに、釣ったことはあるが、釣れるルアーではない。
放っておくだけでギルの猛攻にはあうのだが、バスにイグズード(うんこ)の「味」と「ニオイ」+「ヌメリ」は効かないようである。
そんなこともあってか、
(一部の「バス釣り愛好家+スカトロマニア」を除いて)さすがにウケが悪かったのか、
強烈な糞のニオイがしたのは最初期に販売されたもののみ。
ネタ的におもしろくてしばらく後に再び購入した『イグズード』のすっかりマイルドになったニオイに、ひどくがっかりさせられた ほっと胸を撫で下ろした のであった。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度ー
レア度■■■■□
「EXUDE featuring UNKO」度■■■■■