「無気力」RYOBI/MADSAIL No.2

文章を書くことは嫌いではない。

 

(上手い下手は別として)

 

 

諸事情により、“おカタイ”文章は人並み以上に書いてきた。

 

 

ただしブログは、適当に、さらさら〜っと書いている。

 

 

なぜなら、プライベートなものであり、気の休まる行為でもあるので。

 

 

そんなこんなで3年も続けていると、

ブログを書くにあたって気分が乗ってこないときに重宝する、

無難な表現があることに気づいた。

 

 

例を挙げると、

 

「いずれにせよ」

 

「○○的には」(「個人的」の他、○○にはしばしば書き手のニックネームが入る)

 

「好き嫌いが分かれるところ」

 

など。

 

 

思うに、こういった表現は“逃げ”である。

 

 

そのため、他のブログはもちろん、ネットニュースでこのような表現を目にすると、全くもって信用できなくなる。笑

 

 

釣りをはじめとした「遊び」についてまじめに文章化する場合(もちろんそれはブログにおいても)、

主たる根拠は書き手の経験則になるだろうから、

自分の経験から得たこと、感じたこと、をズバッと言い切ってもらったほうが、よほど信頼できる。

 

 

例えばルアーの使用感の場合、

その捉え方がぼくとは全く異なるものであったとしても、

釣り人同士感じ合えるし、妙に納得、共感、できるものなのだ。

 

 

 

そんなわけで、特に思い入れがないため、ブログに上げようにもいまいち気分が乗らない…

 

 

リョービ『マッドセール No.2』

 

 

’80年代のルアー。

 

 

ゆっくりだましだまし引くと、てろてろ安定した泳ぎを披露するのだが、

ちょっとでもスピードを上げたら最後…

斜めになって、水面直下をさーっと滑ってくる。

 

 

どうやら、『マッドセール No.2』自身も、気分が乗ってこないようだ。

 

 

よさは、

Heddon「Punkinseed(パンキンシード)」のモロパク—つまり盗作—である

ということくらい。

 

 

相場は3,000〜5,000円といったところだが、買う人いるのだろうか?

 

 

ちょうどいいボリューム感だし、

珍しいルアーなんだけど、、

いかんせん地味すぎちゃってねぇ。

 

 

それほど人気はない。

 

 

(リョービといえば「バスラブ」も輪をかけて地味だが、肛門付近にフッキングしたことがあるため、強烈な印象を残す)

 

 

 

この個体は、

ぼくのもとに来てからというもの、

30年以上、ほぼず〜っと、家でじっとしている。

 

 

なんたる無気力…

 

 

そりゃ、「データベース的要素をもった備忘録の作成」(←当ブログの目的)以外では、ブログのネタとして取り上げることもなかっただろう。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■■□

「いずれにせよ くまのつりぐ的には 好き嫌いが分かれるところ」度■□□□□

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