本当にいいものを上げたい週の半ば。
でも、二日続けて“本当にいいルアー”を上げちゃったので…
今回は“本当にショボいルアー”を上げたい。
『スペシャルバッカス』
’80年代〜’90年代にかけてのルアー。
コーモランだけに、目がイっちゃってる。
そもそも“ショボい”というのは愛すべき点であり、
そういう意味では、これも、“本当にいいルアー”なのである。
しかも…
『スペシャルバッカス』は、釣れる。
本家並み、否、本家を凌ぐほどに。
まず、本家にはない絶妙な(中途半端とも言う)サイズ感。
「タイニークレイジークローラー」より、気もち大きい。
小バスはもちろん、アベレージを上げることも期待できる。
※お腹には毛が生えていない。
次に、嬉しいラトルイン。
水面を漂わせておくだけで、その効果を実感。
バイトがない場合も細か〜く震わせれば、初夏の時期なんて一発だ。
そして、泳がないこともプラスに捉えたい。
羽をぐにゃぐにゃ曲げてみても、逆に感心してしまうくらい、うんともすんとも言わない。
だから、漂わせたり震わせたりするしかないのである。
極めつきは、毛。
「毛深い桃」くらいの毛感。
この毛によって、
一度くわえたら離さない
…なんてこと、あるのだろうか。
(そういえば、昔、ヘアリーポークにハマったなぁ)
ってことで、、
「本山博之氏(故人)が、あっちじゃなくてこっちをいじっていたら、バケモノみたいなルアーが生まれたのでは?」
と、ぼくなんかは本気で思ってしまう。
※革ひもの尻尾が泣かせる。
さてさて、なぜに『バッカス(Bacchus)』なのか。。
ご存知、ローマ神話の「酒神」なのだが…
「バスも酒の誘惑には勝てない」ってことなのか。
まぁ、、単に、「開発者が酒好きだった」という線が濃厚だろう。
コーモランの傑作。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「酒と泪と男と魚」度■■■□□