「それでもギミックを愛す」ABU/HI・LO

過去、

アブ・ガルシア社製の、それはそれは酷い「ハイ・ロー」

そして、“縄文土器”をも彷彿とさせる「ハイ・ローの偽物」

を紹介してきたが、

ちゃんとした『ハイ・ロー』も持っている。

 

 

まぁ、、“ちゃんとした”と言っても、

ちゃんとアブ・ガルシアになる前のアブであること(つまりスウェーデン製)と、

ちゃんと(それなりに)美しく塗られたカラーであること

くらい。

 

 

あっ、

 

 

「表情がある」っていうところも、すごくいい。。

 

 

 

ボディ長65mmのシリーズ最小モデル。

 

 

『ハイ・ロー』は、

大きいのはフローティング、

小さいのはシンキング、

と覚えておけば、大体、大丈夫だ。

 

 

つまり、これはシンキングなのだが、

かなりのスピードで沈んでいく。

 

 

可変リップが生かされないような…笑

 

 

ただ、泳ぎに違いは出る。

 

 

リップを寝かせると、動かない。

 

たまに、超タイトアクション。

 

 

リップを立てると、ぶりぶりと、思いのほか強く泳ぐ。

 

 

過去の遺物も、スレてない釣り場であれば、イケそうだ。

 

 

とか言っておきながら、やっぱり、必要性を感じることは全くない。

 

 

このルアーが好きな人は、

「後世に伝えるべき遺産だ」

などと真剣に思っているので、極めて迷惑な話である。

 

 

多分、1960年代のもの。

 

高くても2,500円程度だろう。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■■■□

レア度■■■■□

「狂った精密機械」度■■■■□

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