アムコ「173-U」に入っているルアーの中で、一番カスいのはどれだろう?
エントリーNo.3
ラパラ『F-11』
ウエイト/4.5〜5.0g(上写真スタンドのもののみ6.3g)
まさかのラパラ。
一般的には殿堂入りの最右翼だ。
確かに、ラパラは、よく釣れるモデルを世に送り出している。
しかし、実際のところ、使ってる人ほとんどいないでしょ?
とりわけ、この『F-11』に至っては、
「実は大したことないんじゃないか疑惑」
が、常に、頭の片隅から離れないのだ。
まずは、あまりにも普通すぎて、とにかく立ち位置がはっきりしないサイズ感。
およそ110mmのボディ長に3フックというのも、いただけない。
作りだって汚いし、
わずかな個体差は、けっこう致命的だったりする。。
これが、メーカーやビルダーから「ミノーのベンチマーク」とされてきたのだから、、
驚きというか、唖然としてしまう。
そんなところも、カス要素である。
もちろん、信じて投げ続ければ、釣れることはある。
しかし、「信じて投げ続ければ釣れる度」は、ダイワ「バルサミノー」と同程度…
これは紛れもなくカスだ。
しかし、KP(カスポイント)の数値はいまいち伸びない。
なぜなら、ネガティブな側面(一般的には優れた面)が大きすぎるのだ。
「飛ばない」と、みんな申し合わせたように言うけれど、
そもそも、ラパラのFを飛ばす必要があるのか? ってこと。
絶対、ないと思う。
(鋭く変化はするけれど、もっと飛ばないルアーはいくらでもある)
残念ながら『F-11』は、
コツさえ掴めば、
至近距離ではそれなりの武器となるのだ。
粗朴な作りも、匂い立つような色気を漂わせてくるから、やっかいだ。
今回ブログに上げたものは’70年代〜’90年代のものだと思うが、
近年のラパラのルアーは、温もりや色香を全く感じさせないし、見ためのダサさも強烈だ。
んっ?!
ひょっとしたら、ぼくは、ただ、
近年のラパラがとても嫌いなだけなのかもしれない。。笑
結論、、
カスだけど、古いから色気があって、至近距離でときどき釣れる、好きなルアー。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「綺麗は汚い、汚いは綺麗」度■■□□□