本ブログでも何度か触れたことがあるが、
バス釣りを始めた頃のぼくのメインスポンサーは大叔父だった。
30年以上前、ルアーと一緒にもらってきたボックスが、これ。
アムコ『173-U』
当時は、「オヤジくさい」というか、とにかく「格好悪い」と思っていて、ほとんど外に持ち出すことはなかった。
しかも、ふたの上に直にリールのパーツを並べてCRCを吹く始末。。
大人になって、このボックスに多少の価値があると知ったときは、さすがに落ち込んだものだ。
コルクシートを敷いたのは、せめてもの罪滅ぼし。笑
(ワームは一度も入れていない…というか、幸いまだ持っていなかったので、トレイは溶けずにすんだ)
1947年、ミネソタ州で創業したアムコ社。
ネットで調べてみたところ、創業当時の社名は「Upper Midwest MFG. CO.」だったようである。
だから、頭文字をとって「UMCO」。
どうやら、往年のバス釣り愛好家にとって、アムコのボックスは憧れの存在であったらしい。
アムコ社とそのボックスは、工場の移転や(同じ型番でも)細かな仕様の変更を経て、’80年代に幕を下ろすこととなる。
さて、実際の使用感について。
一部では「タックルボックス界のメルセデス」なんて呼ばれ方をされているけれど、、
メルセデスに失礼である。
ぐにゃぐにゃで、剛性感は0。
持ち手や留め金も、
とれるようになってるんじゃないの?
と思うくらい心許ない。
反面、衝撃を“いなしている”のか、確かにどこも壊れてはいない。
最下部のバケツは便利だが、
浅いトレーには、細身の、薄いルアーしか収納できない。
とはいえ、今なら、
アムコの格好よさが分かるし、
(古き良きアメリカの)雰囲気を味わうこともできる。
一日分の釣行には、サイズもぴったりだ。
この型番の現在の相場は、10,000円前後といったところだろうか。
納戸に放置していたのだが、久しぶりに引っ張り出してきて、中身を確認した。
古いものから、やや新しいものまで、混沌としているが、、
しばらくは、このボックスに入っているルアーを中心にブログに上げていきたいと思う。
どうぞお付き合いください。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■■■□
「ゆるふわ」度■■■■■