「オタマジャクシはカエルの子」
ってことで、カエルっぽいものを。
ヘドン『ウーンデッド(ウンデッド)スプーク』
華奢だ。
金目で書き目、リグの組み合わせも、以前紹介したものと完全に一致する。
同じく、1950〜60年代の品だろう。
カラーラインアップとかは詳しくないのだが…
とてもいいカラーだと思っている。
全体的に透き通っているので、生のカエル感がより一層増している。
こういう系統のカラーは、絶対に、釣れる。
これは実際に、ずっと(ときどきだけれど)使っている個体。
歯形もけっこう付いている。
まっ、特別大きいのは釣っていない。
当然、首振りは苦手。
できないこともないのだが、このルアーを生かすには、
丁寧に、ただ、
チョンチョン、シャー…チョンチョン、シャー…
とやるのが一番いい。
ペラは心地よく回転し、恍惚の音色を響かせる。
「ザラⅡ」ボディのものより、バスに弾かれない(ような気がする)のもいい。
とにもかくにも、この古〜い『ウーンデッド(ウンデッド)スプーク』を、ぼくは実力重視で投げている。
もちろん雰囲気も楽しめるわけなのだが、、
古いルアー愛でていると、時として、吸い込まれてしまうような感覚に襲われる。
この個体も、どこかおどろおどろしく、
ひとたび投げれば、
周囲を異様な空気に包むほどの魔力を持つ。
記録的な暖冬の影響から、各地では早くも、カエルの卵の孵化が始まっているらしい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度ー
「あまりにも長生きしたので妖怪になっちゃったタイプのカエル」度■■■■□