FRED ARBOGAST/Flash Dancer

「釣れないルアー」といっても、実際には、釣れなくはないわけであって…

 

 

ところが、世の中には、限りなく全く釣れない寄りの「釣れないルアー」というのがあるわけで…

 

(効果には個人差があります)

 

 

 

フレッドアーボガスト『フラッシュダンサー』

 

全長/113mm(ボディ長/75mm)

ウエイト/14.0g

 

 

’90年代の中頃、

「アーボガストだから釣れないわけがないだろう…」

そう思って手を出した。

 

 

ぼくだけではない。

 

『フラッシュダンサー』を購入した人はみんな、そんな感じだったろう。

 

 

じゃなきゃ、こんな、どマイナーな、パッとしない、見るからに愚鈍そうで、胡散臭いルアーなど、手にとるはずがない。

 

 

同時期に、樹脂製の死んだ目をした、謎のウッドシリーズが、ドバババっとリリースされたのだが、

どうやら、それらは、リーシッソンのOEMらしい。

 

(だからバグリー風なのだ)

 

 

アーボガスト的にも怪しいルアーをリリースしてしまい、

リーシッソン的にも製造したルアーの評価は散々で、

まさにダブルパンチ。

 

 

さて、使用感について。

 

 

レスポンスはいまいちなのだが…

(まぁ、この点は、この手のクランクなら当たり前だ)

 

ボディの中心を支点としたほどよいウォブリングに、ローリングを加えたアクション。

 

ナチュラルで、質の高い泳ぎだ。

 

 

ひょっとしたら、、

決して、「釣れないルアー」ということではなく

 

 

あまりにも胡散臭い風貌のため使う人がいなくて

母集団の少なさゆえに「釣れない」という評価を与えられてしまったタイプのルアー

なのかもしれない。。

 

 

 

ちなみに、この『フラッシュダンサー』、

シャローランナーが3/8oz・1/2oz、

ミディアムランナーが3/8oz、

ディープランナーが3/8oz・5/8oz・7/8oz、

と無駄にバリエーションに富んでいる。

 

 

所有している個体がどれなのかは、よく分からないし、別にどうだっていい。

 

 

だって、ぼくには、どうしたって釣れないんだもの。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■□□

「そしてノックアウト」度■■■■□

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