これまでに
「リーシッソンのテネシータフィ」(←これも怪しい)
と
を紹介してきたが
これが本当の『テネシータフィのテネシータフィ』
…だと思う。
15〜16年前に購入。
「テネシータフィのテネシータフィ」といっても、コフィン(ドラキュラが入ってるタイプの棺桶)リップに無造作に“TT”と入っていることくらいしか確証がない。
’80年代の終わり頃に販売されたオリジナル初期モデルは、リップの“TT”がエンブレム様になっているようなのだが…
リーシッソン名義でも、エンブレム様TTリップを付けたものがリリースされていたり…
結局、テネシータフィを取り巻く状況はぐちゃぐちゃで…
業界の人間でもないぼくには、到底、把握できないのである。
悪しからず。
(もっとも、追究する気もないが)
それで、この個体は、
「テネシータフィが作るのをやめていた時代の、リーシッソンによるテネシータフィーへのOEM供給品」
の可能性が最も高い。
(そうなると、これも「リーシッソンのテネシータフィ」ってことになっちゃうよなぁ)
同様のモデルは、数年前にも日本にたくさん入ってきたようである。
おもしろくて一時期かなり使い込んでいたので、ご覧の通り状態は悪い。
でも、同じものを新たに購入しようとは思わなかった。
決して、「高い(3,000円くらいする)から」ではなく…
まっ、その理由は最後に記す。
さて、このルアー…というよりこの個体、それはそれはよく泳ぐのだ。
バタバタとしたロール主体のアクションは、確かに普通のクランクベイトとは一線を画していて、、おもしろい。
フロントアイへと繋がるワイヤーをねじねじしているところなんかも、ちょっとした職人技というか、リーシッソンの“意地”のようなものが感じられて、、嬉しい。
でもね、「釣れるのか?」というと、それは全く別の話で…
(もしかしたら専門書なんかですでに書かれているかもしれないが)「パラ葦の中を通す」とか「ボトムに当てながら巻く」という使い方が、テネシータフィには合わないような気がするのだ。
で、結局、ベクトロン。笑
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「あんまり釣れないけれど、投げているとツイストドーナツが食べたくなる」度■■■■■