LUCKY CRAFT/KINGYO 頭

小学校の頃は、学校のプールに釣ってきたバスを放すくらい、バス釣りのことばかり考えていた。

 

(オフシーズンは防火用水としてプールに水が張られるのだ。そこに錦鯉や金魚が放されるのである)

 

 

そんなある日、どこからか、

印旛沼の養殖池から金魚が逃げ出し、それをバスが荒喰いしている

という怪情報が流れてきた。

 

 

しかし、小学生にとって、印旛沼は“次の週末にすぐ行ける”ようなところではない。

 

 

そんなわけで、

バス釣りをするクラスメイトは皆、

しばらくの間、授業中も遠い目をしていた。

 

怪しい情報を信じ、

「入れ喰い」を夢見て。

 

 

一方、ぼくはというと、

ノートにひたすら、

ウォータースルー機構を備えた金魚型のルアーを描いていた。

 

 

稚拙ながら、経験則からリップの角度や形状などを割り出し、

ああでもないこうでもない

と、金魚型ルアーをブラッシュアップしていった。

 

(多くは、その後、図工室で木を削る)

 

 

そう、、ぼくも、

怪しい情報を信じ、

「入れ喰い」を夢見ていたのだ。

 

 

 

過去にそういうことがあったので、懐かしくて購入したのが、このルアーである。

 

 

ラッキークラフト『キンギョ 頭』

 

 

かしら?

 

あたま?

 

まぁ、どっちでもいい。

 

 

当時のぼくのアイディアと比き合わせると…

ボディ形状はまあまあ、

リップはいまいち。笑

 

 

しかし、さすがは、プロのバス釣り愛好家が開発したルアー。

 

極めてライブリーなクランクで、すごく釣れそうだ。

 

 

ただ、、この手の金魚の泳ぎ方、水の押し方、ではない

 

 

金魚っぽさを極めたかったのであれば、

ラッキークラフトもまだまだだな。

 

 

そして、バスはそれほど金魚を好まない。。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■□□□

「金魚道」度■■■■□

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