ADONIS/CLAPPER

【ウケる】

とてもおもしろい、笑える、といった意味の語。副詞的な「超」をかけて用いると、“昭和の香り”が漂う。

 

 

【ツボる】

「笑いのツボにはまる」の略語。一度ツボにはまってしまうと、しばらく抜け出せずに、笑い続けてしまう。

 

 

釣り雑誌とは無縁の、これらの言葉。

 

 

しかし、ぼくは、過去に一度だけ、

ある記事を読み、

不覚にも超ウケてしまい、

ツボったことがある。

 

 

それは、確か『ロッドアンドリール』誌の、

羽根がジュラルミンでできている」

という一文だった。

 

 

今、ブログを書いていても、吹き出してしまう。

 

 

アドニス『クラッパー』

 

プラ製

2,800円

 

’90年代の終わりに購入したものだが、2000年代に入って間もなく、ブランド自体消えてしまったようだ。

 

 

「羽根がジュラルミン」…

 

最初、「筆者は(このルアーのことを)バカにしてるんじゃないか」と思って、

何度も文章を読み返した。

 

 

ところが、どうやら、違う。

 

 

真面目に読者を煽っているのだ。

 

 

それが理解できたときには、もう、笑いが止まらなくなっていた。

 

 

「羽根がジュラルミン」って…。

 

 

その後も、3〜4日は、

思い出しては、

堪えきれずに吹き出したり、にやにや笑ったりしていた。

 

 

「羽根がジュラルミン」…

 

強烈だ。

 

 

笑いすぎて涙が出てくる。

 

 

ジュラルミンであることの目的だとか、そんなことは、どうでもいい。

 

 

ただ、「羽根がジュラルミン」という文言・くだり…

 

そしてそれを、真摯に説き勧めようとする筆者…

 

お腹が痛い。

 

 

呼吸困難になる。

 

 

ちなみに、このジュラルミンの羽根(笑)、、

 

 

ルアーが水平姿勢のときには閉じないようになっていて、

逆さまにすると、パタッと閉じる。

 

 

泳ぎ出しはいいし、

ボックス内では場所をとらない、

という 個人的にはあまり興味のない ちょっと嬉しい 仕掛けである。

 

 

 

クローラーベイトとして、普通に優秀。

 

 

いいルアーだ。

 

 

「羽根がジュラルミン」と大々的に書かれなければ、

さらに、粋でオシャレだったのに…

 

 

非常に残念である。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「航空機材料だけに、よく飛ぶ」度■□□□□

*