マイナーな存在
けっこうな確率でまともに泳がない
そのほとんどが大して釣れない
世間からの疎外感
…ジョイントミノーとは得てしてそういうものだ。
そして、それらが、ぼくの「ジョイントミノー愛」を育んでいる。
だから、このあたりも、押さえておかなければならない。
ヘリン(ヤキマベイト)『フラットフィッシュ J20』
(ブランドは「Worden’s」かもしれない)
1934年、チャールス・ヘリンによって生み出された「フラットフィッシュ」。
85年の時を経た現代も、本場では超メジャーな存在らしい。
これはすごいことだ。
(日本では、マス釣りの世界でも、かなりマイナーだと思うけど…)
ヘリン→ワーデンス→ヤキマベイトとブランドを変えながら、
未だ、完全になくならないのには訳がある。
少なくとも、小さいフラットフィッシュは小魚が激釣れだ。笑
さて、この、やたら大きいジョイントモデルの使用感だが、、
ぼくは、動きすぎちゃって釣れない系のルアーである、と捉えている。
頭とお尻がくっついちゃうんじゃないか…
と思わせるくらい、水面直下をくねくねと泳ぐ。
その姿はまるで、びっくりして、地面で激しく悶えるミミズのようだ。
とはいえ、擬似餌のおもしろさを味わうには最適だろう。
使っていて飽きない。
まっ、滅多に釣れないけれど。
ところで、このルアーの最たる魅力なのだが、
それは、、
どう見ても、テールが「F4」(小さいフラットフィッシュ)の頭をぶった切ったものであるということ。
「成型肉」とか「ニコイチ車」などといったワードが脳裏に浮かんでは消えていく。
いずれにせよ、徹底した合理主義には、ただただ感服するばかりである。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「事故でフロント部分が大破したから、別の車を接合」度■■□□□