中高生の頃は、
色気づいていたので、
誰にも知られないようこっそりとバス釣りをしていた。
しかし、
その後は、どうでもよくなり、
一時期、
「週2日はバス釣りをする」というノルマを自分に課していた。
その頃よく使っていたルアーの一つが、これである。
津波ルアーズ『ビート・キング』
2002年の発売当時、8,000円くらいした。
これを法外な値段と言わずして何と言う。
一際目を引くのが、可動式のカップだ。
これによって、派手に跳ぶような動きはスポイルされ、ボディは細かくビートを刻む。
「すごくうるさい」という触れ込みだったが、
サウンドも、波動も、
大してうるさくない(というか、軽い)。
少なくとも、キングではない。
ちなみに、まあまあ釣れる。
このルアーを語る上で最も重要なのは、個体差である。
それは、
可動式カップの付け方(留め方)に由来するのだが、
精度が今ひとつであるため、
舶来物をはるかに超えるほどのアクションの違いが生み出されるのだ。
(そして、けっこうタチが悪い)
カップの自由度が高いものから、
動きの幅が狭く、リベットとうまく干渉しないもの、
中には、泳いでる途中、ヒートンにカップが引っかかってしまい、動かなくなってしまうもの、
などさまざまである。
結局、(格好いいから)「Cherry Sunburst」というカラーばかり5つ購入して、この2つが生き残った。
ただ、、
じゃあ、この2つ(使っていたのは1つ)はすごく釣れるのか?
というと、
…そうでもない。
多分なのだけれど、、
カップが微妙によく動かないものを購入して、
使い続けて、
馴染んだもの(カップの穴が広がってきたもの)
が一番釣れるような気がする。
※使っていたものは、表面がクモの巣状に割れてしまっている。
で、それが分かったので、
もう、
このルアーは、いい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「ビート・窪塚洋介」度■□□□□