(タカスミノー…昔はそんなことなかったのに、最近はどうしても「高須クリニック」を連想してしまう…笑)
バスボートみたいなラメラメボディが超かっこいい。
そう、「湖北スペシャル」。
製作者は高洲敏春氏。
「湖北スペシャル」という言葉を聞いたことがあるだろうか。かつて琵琶湖が本当のパラダイスだったころ、でかバス狙いの男たちが、こぞって買ったルアーのカラーだ。
「湖北スペシャルとは?」
高洲さんは、以前に諸先輩方と、琵琶湖の湖北に通いつめていたころ、さまざまなアドバイスをもらった。それに自分の経験をプラスして、導き出したのがこのラメラメの湖北スペシャル。ドピーカン時に、トップでバスを出せるのは、黒か、ラメ仕様だったとのこと。姿のはっきりしない乱反射が、バスの興味をそそるのだ。
(1998,『ロッドアンドリール’98.1』,地球丸,p24)
モデル名も、このブランドがもつ物語も、何もかもがかっこいい。
「姿をはっきりさせない」というのは、今でもぼくがトップで釣るときによく意識するテクニックだ。
ルアーとしての実力も、しっかりと備えている。
メガバスの“コアユ”が出てくる前は、ぼくの必釣ルアーのひとつだった。
もちろん琵琶湖じゃなくたって、どこでだって釣れる。
でも、“コアユ”がAT車なら、“ポエット6”はMT車。
アングラーの技能に実に素直だ。
つまり、「アクションさせるのが難しい」と感じる人もいるだろう。
しかし、より奥が深い。
限界が高く、多彩にアクションさせることができるのは、間違いなく“ポエット6”だ。
何より、使っていて気分が高揚する。
昔、ダム湖での陸っぱりでオーバーハングに引っ掛けてしまい、死ぬ気で取りにいったことがある(二度とやりたくない…)。
この個体は30年も前のものだけれど、今製作されているものが買えるはず。
確か4,000円だったかな。
とにかく、大好きなルアーのひとつ。
釣れ釣れ度■■■■□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「イエス!タカス」度■■■■□