そんなズイールの中でも、特に、小さいプラグが好きだ。
’90年代の中頃までは、砂粒のように小さく思えたミニチマシリーズも、
今の時代に改めて見てみると、小さいことは小さいけれど、至って普通。
柏木重孝氏は、本当に、異才であり、天才だったのだろう。
熱狂的ファンがいるのも頷ける。
さて、『ミニチマリスク』(下)。
もっと釣れる、使いやすい、ルアーはいくらでもある。
それでも、ズイールしか投げない熱狂的ファン…
柏木重孝氏は、信仰の対象でもあったのだろうか。
ここまでくると、教祖と取り巻き連中だ。
大して釣れないにもかかわらず、『ミニチマリスク』をただひたすらに投げる熱狂的ファン(信者)に敬意を表したい。
この個体はリアルタイムで購入している。
だから、2,500円…
「仕上げの対価」として考えれば、全く高くはないのだが…
なかなかのお値段。
今なら、美品が、1,000円しないで買えるんじゃないかな?
やっぱり、アマゴよりも、ヤマメの方が清淑で美しい。
トップウォーターでは、意外にも、魅惑的なアクションを披露する。
(一度、目の前で50クラスが喰ってきたのだが、ルアーが小さすぎて、口からすっぽ抜けてしまった…)
こういう類の小さなルアーは、いつも、ライン選択に悩む。
ぼくはチキンなので、基本、「PE +リーダー」を用いるが、『ミニチマ〜』の場合、明らかに「細いナイロン」が一番おもしろい。
しかし、このルアー、水面下での泳ぎはそれほど上手くない。
個体差もあると思うけれど。。
優秀なライブリーとは、総じて、泳ぎも得意なものである。
つまるところ、
正しい『ミニチマリスク』の味わい方は、
主に愛でる、
そして、ごく稀に投げてみる…
これに尽きる。
(信者ではない場合)
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「マインドコントロール」度■■■□□