剥製工房 フィッシュワールド/BEA-9 ① (ワカサギ)

’85年から’86年頃にかけて作られていた、本物のワカサギの皮を被せたルアー(オイカワもある)。

それなのにアルミ箔が貼ってあるのは、ワカサギはウロコと一緒にグアニンも簡単に取れてしまうから(らしい)。

 

それでも、“刻み”ではない背の「鱗パターン」は、ずうっと眺めていても飽きることがない。

ヒレだってついてる!

美しい。

だんだんと美味しそうにも思えてくる…。

けっこう投げたのでボディは凹んでいるし、アブラビレも短くなってしまったので、補強も兼ねてセルロースを吹いてきれいにした。

 

しかし、ルアーに魚皮を貼っては本末顛倒のような気がする。だって擬似餌じゃん。

 

いや、ぼくは好きなんですよ。魚から皮を剥がして張る…って、考えただけでもワクワクぞくぞくしちゃう。笑

 

「フィッシュワールド」は、元々は剥製屋さん。

 

それなら、、

魚の剥製をそのまんまルアーに加工すればいいんじゃない?

と思うのだけれど、

本物の魚の形って、ちゃんと泳がないらしい。

 

ネタとしては「剥製ルアー」のほうがずっとおもしろいのに…ちょっと残念。

 

でも、ルアーはルアーの形をしていなければならないということなのかな。

 

やっぱりルアーって偉大なんだ。

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■■□

「あなた、アイデンティティーを失っていませんか?」度■■□□□

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