’85年から’86年頃にかけて作られていた、ワカサギの皮をそのまんま被せたルアー(オイカワもある)。
それなのにアルミ箔が貼ってあるのは、ワカサギはウロコと一緒にグアニンも簡単に取れてしまうから(らしい)。
それでも、「刻み」ではない本物の背のパターンは、ずうっと眺めていても飽きることがない。
ヒレだってついてる!
美しい。
だんだんと美味しそうにも思えてくる…。
けっこう投げたのでボディは凹んでいるし、アブラビレも短くなってしまったので、補強も兼ねてセルロースを吹いてきれいにした。
しかし、ルアーに魚皮を貼っては本末顛倒のような気がする。だって擬似餌じゃん。
いや、ぼくは好きなんですよ。魚から皮を剥がして張る…って、考えただけでもワクワクぞくぞくします。
しかし、ここは剥製屋さん。
魚の剥製をそのまんまルアーにすればいいんじゃない?と思うのだけれど、本物の魚の形って、ちゃんと泳がないらしい。
ネタとしては「剥製ルアー」のほうがずっとおもしろいのに…ちょっと残念。
でも、ルアーはルアーの形をしていなければならないということなのかな。
やっぱりルアーって偉大なんだ。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■□
「あなた、アイデンティティーを失っていませんか?」度■■□□□