最近では「Viva」ブランドを前面に出して、“なかったこと”にしようとしているけれど、、
パクリ界の雄…「コーモラン」。
バス釣り歴が長い人なら、一つや二つ持っていることだろう。
個人的には、
(まともに動かないルアーをこれほどまで正々堂々と発売するメーカーは他にない)
と思っている。
「コーモラン」は、昔から、変にこだわる(往往にして“見た目”を)ようなところがあって、
数々のエキセントリックなルアーを生み出してきた。
さて、「Mr.サーフフロッグ」
“波乗りするカエルさん”ってことかな?
「これの元ネタは?」と聞かれても、分からない。
「スペンススカウト」とか、「ウォータースカウト」とかなのかなぁ。
でも、それだったら、「トップQ」っていうもっと露骨にパクったのがあるし…。
それにしても、これはすごいルアーだ。
何がすごいかって、シール目が、ちゃんと黒目を前にして貼られている(笑)。
日本の手仕事に違いない。
そして、ご丁寧にウィードガードまで装着してある。
でも、使ったことがある人なら分かるだろうけれど、このタイプのウィードガードって、けっこうゴミとかウィードとかを拾っちゃうし、何よりフッキングしない。
ガードの下のトレブルフックは、ぼくの大好きな「イーグルクロー」だ。
偽物だろうけど(笑)。
さらにすごいのは、動かないことだ。
そもそも、ボディバランスもかなり怪しいのだけれど、リップの形状とスカートが原因だと思う。
水を掴まないリップは、ただ邪魔なだけだし、スカートによるブレーキと干渉してしまう。
すごいのは、それだけではない。。
このルアー、、
少しずつ溶けている。
「コーモラン」のプラグは、ワームやラバースカートなどに触れていなくても、知らないうちに“でろでろ”になっていることがある。
〈ベトベトの上からプラスチックモデル用接着剤(タミヤセメント)をさっと塗ってやると、応急的ではあるが、補修できる。〉
自らが溶けてなくなることで、パクリの証拠を隠滅しようとするとは…。
そうそう、、「コーモラン」については親友のイチロックが興味深い論を展開していたので、またの機会に紹介したい。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「東京ダズニーアイランド」度■■■□□