ヘラブナは臭い。
私と親友のイチロックは遠征するくらいヘラブナ釣りが好きなのだが…、帰りの車中は地獄である。
ノーガードの玉網が放つ異臭に、胃の内容物を放出しそうになる。
移動時間を短くしたいがために、ふたりともスポーツカーに乗っているくらいだ。
これが今回のルアーの話につながる。
メガバスの塗装技術は、本物のもつ美しさだけではなく、臭いまで表現してしまった。
背面のソリッドな灰色と鈍く光る尾びれのつけ根に、感動とゲロが込み上げてくる。
この色をつくるあたり、さすがメガバスである。
どんな技術をもっていたとしても、本物を知らなければ絶対に表現できない…、そんな質感である。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■□□□□
「『赤へら』はいい香り」度■■■■□